フーイエン省にあるサンゴとココナッツの殻から建てられた仏教寺院、「タインルオン寺」

海から漂着した仏像の話

タインルオン寺はトゥイホア市から北約10km、フーイエン省、トゥイアン区、アンチャン社、一年中涼しくて過ごしやすいミークアンナム漁村に位置します。

タインルオン寺　画像引用元: phuyentourism.vn

タインルオン寺は中国商人グループに建立されたと言われているが、創建年に関する資料が全く残っておらず、漁村のお年寄りによると、村ができて以来、現在までずっと存在しています。

2004年12月12日、高さ2,2mの龍上観音の木像がどこから来たのか誰も知らず、急にタインルオン寺の近くにあるホンズア海岸付近に発見されました。そこで不思議なことができました。漁師たちは、波にも遠く流されなく海岸にも漂着しなくずっと海岸付近に浮かんでいた木像を何回も拾おうとしても全然拾えませんでした。結局、タインルオン寺のご住職であるティック・クアン・ゴーさんが漁師たちと一緒に乗船して観音の木像の方に向かって祈ったら、木像が自然にご住職の船と一緒に海岸に漂着してきました。

タインルオン寺に迎えてきた「海から漂着した仏像」 画像引用元: dulichvietnam

長年海に沈んでいたため、観音の手もなく木像の本来の形が崩れてしまったが、観音菩薩が龍に乗っている姿がまだはっきりと見えました。木像の製造元と年代に関する確実な答えがないが、約100年前希少な木材かつくられたと判断しました。現在、タインルオン寺の三宝院に安置されています。

タインルオン寺にお参りに訪れる人々は観音さまを思いやりと優しさの心を持つ「お母さん」と呼んでいます。「観音さま（木像のこと）を三宝院に迎えてきた際、お母さんがこの世における全ての苦しみを負ったように海に浮かんだ日々につけられた傷がたくさん残っていて、それは観音さまの「無私無欲幸福」ではないでしょうか？」とご住職さんが語りました。

タインルオン寺の建築の特徴

ベトナム初の観光に優しい自然の素材を建築に取り入れたタインルオン寺　画像引用元: @ame_moon

住職さまが寺院名について「タインルオンとは静けさと平和という意味で、人々はタインルオン寺にお参りに訪れるなら、忙しい日常生活を忘れて体の疲れを取り、心の安らぎを得られます。」と説きました。

画像引用元: quynhonservice.com

多くの観光客がタインルオン寺に訪れて、境内にある青い池の上に浮かぶ巨大な仏像にも魅せられています。

タインルオン寺へのアクセス方法

ハノイまたはホーチミンからまずトゥイホア空港までの飛行機を利用して、空港からトゥイホア市中央まで（10kmの距離）タクシー（運賃：50.000VND〜100.000VND、約250円〜500円）で移動できます。

画像引用元: infochretienne.com

バスや列車などでもトゥイホア市中央まで行け、そこからまたタクシーやバスでトゥイアン区まで向かって、タインルオン寺はトゥイアン区にあるセップビーチ（Bai Xep）の近くに位置します。

画像引用元: hanoisunflowertravel.com

神社仏閣めぐりのお好きな方、フーイエン省の絶対外せないパワースポットとしてのタインルオン寺にはぜひ一度お立ち寄りください。